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トム・マイヤーズのtalks at googleでのトークのあらすじと日本語訳(質問部分)

続きです。参加者3名からの質問とそれに対してのTomの回答です。

質問:筋膜を健康に保つために食事はどの程度関連するかについての議論はありますか?お話の中に筋膜の炎症について少し言及がありました。食事について何か言えることはありますか?

もちろんです。私は栄養士ではありませんが、私は個人的にシーフードをよく食べています。22のアミノ酸が様々なタイプのコラーゲンやその他のタンパク質を作るために必要です。十分な量のタンパク質を取るという点では、ビーガンのようなとても制限のある食事は少しリスクがあると言えます。その他のことでは、我々は辛い食べ物やコーヒーに含まれるような刺激物を取り過ぎているかもしれないということです。一部の人にはそれらが身体にとても影響を与えていることがあります。取りすぎているものの1つは砂糖です。ネバネバするようなものはムコ多糖類といいました。砂糖を多くとれば、それらはよりべたつきます。ベタつけば、栄養が各臓器に流れづらくなるでしょう。ですから砂糖の取り過ぎは食事において我々がもっとも気をつける点だと思います。もちろんその上で、食事は個人差があります。アレルギーなどの問題は生理学的に難しくなるでしょう。

質問:プラスティネーション(人間の遺体に含まれる水分と脂肪分をプラスチックなどの合成樹脂に置き換えることで、それを保存可能にする技術のこと)についての質問があります。これはどの程度進んでいますか?発表できる状態に近づいているのでしょうか?

すでにいくつかを発表しています。そしてそれらはベルリンで行われる第5回の筋膜研究会で発表されます。私が先ほど太ももの断面を見せましたね。同じようなことを腕でも行なっています。また下腿のセクションもあります。しかし筋膜はその他全てのものの背景になるので、それらすべてをとりだして筋膜のみを無傷で残すことは非常に難しいのです。これは空想ですが、ベサリウス(16世紀の解剖学者)の研究室に戻って彼のナイフを奪ってみたいのです。なぜなら私たちは人体を調べるときにハンターが動物にするのと同じようなことをするのです。ナイフで切っていきます。解剖学の本で見られるのはナイフによる解剖学なのです。でももしタイムマシーンを使って1540年のベサリウスの時代に戻れたら、ナイフをすべて取り払って、代わりにある種の溶液の入った樽を残しておくのです。彼があくる日部屋に入ります。そして「おや私のナイフは無くなってしまった、代わりにこの液につけてみたらどうなるだろう」と言います。そして彼はそこから筋肉のみが溶け出して、残った3次元のネットワーク(筋膜網)を取り出すでしょう。それは脳や肝臓の形が含まれたネットを表します。そしてそれは身体の部分同士を引き合わせるだけではなく、医療のブランチを引き合わせることもできるでしょう。今後40年間で、これ以上のものを発見できると思っています。筋膜ではなくそれ以上に大事な何かについてです。

質問:多くの人が筋膜が変化する前に筋肉を大きくすることで怪我をしているという点に興味を持ちました。筋膜に良いアクテビティについて興味があります。ゆっくりのトレーニングとかでしょうか?

ゆっくりのトレーニングはトレーニング(筋トレ)に来るような多くの人にとって有効です。彼らはプロセスより目的にフォーカスをしているからです。トレーナーの仕事はそれを少しゆっくりにしてあげることです。2000から3000年続くトレーニングについてを考えてみましょう。ヨガや太極拳はゆっくりです。もしプラスチックバッグをゆっくり引っ張るとゆっくり伸びていきますが、素早く引っ張ると千切れてしまいます。ですからゆっくり動くことは(筋膜的な)怪我を減らすことに多いに役立ちます。他のことについてもお話しします。一般的には我々は子供達にゴールに向かって直接的な運動を教えてしまいます。しかし、私は動物のような柔らかい波打つような動きをするエミリーコンラッドの動きが素晴らしいと思います。私は子供達が何回腕立てできるかといったものより、このような動きをすることに意味があると思います。もちろんそのようなトレーニングがダメと言っているわけではありませんが、子供ができないことを見つけることより、自分たちの動きを探求し、動きの楽しさを見つけ、何ができるかを強調できることに意味があると思います。次世代にはこう言ったものが素晴らしいでしょう。(中略)子供達がどのように動きを教わるかはとても大切なことなのです。